低年収のサラリーマン投資日記

年収300万円の低所得リーマンが投資で小遣い稼ぎ

株式投資に必要な知識とは

株価チャートを読む

株価チャートは、株価の動きを見るためのグラフで、基本的には「ローソク足」「出来高の棒グラフ」「移動平均線」という3つのパーツでできています。

ローソク足は、株価の動きを示したもの。ローソクのような形をしていて、長方形の胴体部分と上下の線(上ヒゲと下ヒゲ)から成ります。上ヒゲは高値、下ヒゲは安値を示すものです。

ローソクの胴体部分は、白抜きのものと黒塗りのものとがあります。白抜きのローソク足は「陽線」と呼ばれ、下辺はある期間の最初についた値段である「始値(はじめね)」を、上辺はある期間の最後の値段である「終値(おわりね)」を示します。

一方、黒塗りの方は「陰線」と呼ばれ、上辺が始値、下辺が終値です。

出来高は、どのくらい売買が盛り上がったかを見るもの。その株が人気化してくると棒グラフは高くなり、人気が沈静化してくると低くなります。

移動平均線は、一定期間の株価の平均値を計算してグラフ化したもので、短期的な値動きのデコボコをならして、株価の大まかなトレンドを見ようとする補助線です。基本的には線の向きがトレンドを示し、線が上向いていれば上昇トレンド、下向いていれば下降トレンドと判断できます。


(1)線の向きがトレンドを示す
 上向きなら上昇トレンド 
 下向きなら下降トレンド

(2)買いポイントのメドになる
 株価が移動平均線にタッチしたあたりが押し目買いのポイント

(3)移動平均線で分かる!
 短期トレンド→5日、25日
 数ヵ月のトレンド→13週、26週、52週
 長期トレンド→24ヵ月、60ヵ月、120ヵ月

 

代表的な「株価指数

株価チャートを見れば、その銘柄がどういった値動きをしてきたのかという歴史を読み解くことができます。ですが、もし値上がりした銘柄を見つけられたとしても、市場の他の銘柄はもっと値上がりしているかもしれません。

このような市場の動向は「日経平均株価」や「TOPIX」の動きから知ることができます。また、この2つの株価指数にも個別銘柄と同様にチャートがあります。

日経平均株価」(「日経225」と呼ばれることもあります)は、日本経済新聞社が算出している「日本」の株価指数です。日本を代表する225社を選定し、その株価を使って算出する株価平均型の指数です。値がさ株と呼ばれる、株価水準が高い銘柄の値動きの影響を受けやすい傾向があります。

 

知っておきたい株価指標

株価はどのようにして決まるのでしょうか。基本的には「需要」と「供給」、つまり買いたい人が多ければ高くなり、売りたい人が多ければ下がる、そういう仕組みです。

また「本来の価値よりも高い(割高)」と判断する人が増えれば売られて株価は下落し、逆に「本来の価値より安い(割安)」と判断する人が増えれば買われて株価は上がるということもいえます。

こうした割安、割高の判断基準として使われるのがPER、PBR、ROEという株価指標です。機関投資家個人投資家も、多くの投資家がこの2つの指標を意識しています。定義だけは覚えておきましょう。

PER(株価収益率):1株当たり利益に対し、株価が何倍まで買われているかを表す指標。たとえば業種内で比較して「A社が15倍でB社が10倍ならB社のほうが割安」というように、相対的な割高・割安を判断する材料として使うことができます。ちなみに、成長企業であればPERが50倍、100倍などになることもあります。

PER(株価収益率)=時価総額÷純利益
またはPER(株価収益率)=株価÷一株当たり純利益

PERの目安は15倍
PERは株価に対してどれくらい利益が出せるのかという指標です。言い換えると、企業を買収したときにその企業の収益で買収額の元を取るためには何年かかるのか、という現時点での見込みだと捉えることもできます。たとえばPERが15倍の企業であれば、買収額は15年で回収できるという予想が立てられるのです。

PBR(株価純資産倍率):1株当たり純資産に対し、株価が何倍まで買われているかを表す指標。一般的には、PBRの数値が高いほどその銘柄の株価は割高で、低いほど割安だとされます。PBRの目安は約1倍ですが、成長株と言われる銘柄や、純資産が少ない銘柄のPBRは高くなる傾向があります。

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産
またはPBR(株価純資産倍率)=株価÷一株当たり純資産

PBRの目安は1倍
PBRは株価に対してどれくらい資産を持っているかの指標であり、PBRが1倍のとき、株価と1株当たりの純資産は一致しています。純資産は言わば企業の株の資産価値なので、PBRが1倍の状況でもし企業が解散したとすると、理論上株主には投資したのと同じ金額が戻ってくることになります。

ROE自己資本利益率)は、株主資本利益率ともいわれています。「その株に投資してどれだけ利益を効率良く得られるか」ということを表しており、株主から見て収益性の指標になります。
現在、投資家は「投下した資本に対して企業がどれだけの利潤を上げられるのか」という点を重視しているため、ROEは最も重要視される財務指標となっています。また、投資家により投資に値する会社だと判断されることは、会社の業績にも良い影響を与えてくれます。

ROE(%)=当期純利益÷(純資産-新株予約権-少数株主持分)×100

ROEの目安は10%
ROEの数値は%で表示されます。一般的に10%を上回ると優良な企業だといわれており、投資価値のある会社だと判断されます。ただ、日本企業の場合には平均ROEが5%程度であるため、5~10%だとしても一概には投資価値のない会社だとはいえません。

 

応援よろしくお願いします。 

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村